パスとは?階層構造や「絶対パスと相対パスの違い」について初心者向けにわかりやすく解説します。

基礎
スポンサーリンク

パスとはそもそも何か?

パスは英語で言う「Path」であり、直訳すると道のことです。

ITの世界では、目的のデータにアクセスするための道順・道筋という意味で使われます。

コンピュータ内(階層構造上)のどこにあるデータにアクセスしたいのかを、パスで表現できます。

例えば、アプリケーション(例えばPower PointやWord等)で作成した資料をコンピュータ上に保存したいとき、どこに保存するか聞かれますよね。そんな時に、保存先をパスで指定することができます。

パスが分かれば、必要なデータに素早くアクセスできます。

逆にパスを忘れてしまうと、検索をする羽目になります。さらに目的のファイル名を忘れてしまい検索できない場合は、心当たりのあるフォルダの中身を順に確認しなければなりません。

日常生活でいえば、パスは目的地までの住所のようなものです。

例えば、東京タワーに行く場面を想像してみてください。東京タワーの住所は「東京都港区芝公園4丁目2−8」です。この東京タワーの住所がわかれば、何かしらの方法でたどり着くことができますよね。

コンピュータの階層構造

コンピュータ上に保存されたデータは、ルート(root)を頂点とした階層構造のどこかに格納されています。

下図のroot、A、B、C、Dはフォルダディレクトリなどと呼ばれます。フォルダ(ディレクトリ)には、データファイルを入れることができます。

数学で習うベン図で表すと、下図ようになります。rootの中にAがあり、Aの中にC、Cの中にDと入れ子の構造になっています。AとBは独立しています。

絶対パスとは?

絶対パスとは、階層構造の頂点であるroot(ルート)からたどった目的地までの道順のことです。ルートが基準となります。

例えば、あるコンピュータ内が下図のような階層構造になっているとします。すると、フォルダDまでの絶対パスは「/A/C/D」と表すことができます。フォルダBまでの絶対パスは「/B」です。

ここで、絶対パスの先頭の「/」はルートを表します。一方で、先頭以外の「/」は入れ子の構造を意味します。

先ほど、東京タワーに行く場合の例を示したが、「東京都港区芝公園4丁目2−8」はまさに絶対パスと言えます。東京都がルートに相当しますね。(厳密に言えば「銀河系地球日本東京都港区芝公園4丁目2−8」と示すべきですが、キリがないので割愛させてください。)

相対パスとは?

相対パスとは、現在作業しているディレクトリ(カレントディレクトリ)を基準とした、目的地までの道順のことです。絶対パスでは、ルートを基準としていましたね。

例えば今、ディレクトリAで作業しているとしましょう。

その場合、ディレクトリDまでの相対パスは「./C/D」または「C/D」または「.\C\D」または「C\D」と表すことができます。

「/」と「\」は同じ意味で使われます。

ここで、「.」は現在作業しているディレクトリであるAを表します。ちなみに、「./」や「.\」は省略することも可能です。

東京タワーに行く場合の例で考えてみましょう。

東京タワーの最寄り駅までは到達できたものの、そこから東京タワー入り口までの道順がわからないとします。そんな時に近くの人に道を尋ねると、「この道をまっすぐ進んで右に曲がり、2つ目の交差点を左に行けば着きますよ。」という返答が返ってきそうですよね。これがまさに相対パスです。

「東京都港区の~」というような絶対パスとして返答は帰ってこないはずです。なぜなら、もうすでに東京都港区にいるからです。

現在地(東京タワーの最寄り駅)から目的地(東京タワー)までの道順が、相対パスなのです。

パスの説明まとめ

絶対パスと相対パスとの違いは、基準をルートにするかカレントディレクトリにするかの違いです。

会社に入ると、「〇〇の資料はこのパスにあるよ」とか、「××の資料のパスを教えて」というようなやり取りが頻繁に起こります。正しいパスの表現方法や読み方を身に付け、目的のデータにアクセスできるようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました